今日は「モーツァルトの音楽療法」に関する取材。
ご存知のとおり、今年はモーツァルト生誕250周年。
彼は35年という短い生涯の中で626曲もの名曲を残している。
35年といったら、今の私と同い年。
この歳でこれだけの素晴らしい功績を残し、しかも生涯を閉じるとは・・・。
「天才の人生」は、ギュッと凝縮されているのものなのだろうか。
それはさておき、
音楽療法の中でモーツァルトが活用されているのは、
彼が作ったヴァイオリン曲やピアノ曲は、
「高周波音」を豊富に含んでいるため、
人間の延髄から大脳にかけての神経系を、効果的に刺激するからだという。
それと、曲の「透明感」とくりかえしの旋律による「ゆらぎ効果」が
人間の体内にとても良い影響をもたらしているようだ。
実際にモーツァルトの音楽を聴くことで、
高血圧や不眠症の改善、便秘の解消がなされたという人も多く、
さらに、自閉症や認知症の改善にも効果が出ているという。
音楽療法を効果的に行うには、
部屋の中でゆったりと椅子に座るか、静かに横たわって目を閉じ、
ヘッドフォンをしながら音楽に聴き入るのが良いそうだ。
モーツァルト自身は自分の音楽にこうした効果があることを
わかっていたのだろうか。
おそるべし「モーツァルト」。