「心理的安全性」をベースとした研修をしました。

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一昨日は、次世代幹部の方向けに
「心理的安全性をベースとした
面談・相談と組織作り」という研修を実施。

企業を訪問してのオンライン研修。
皆さんは職場やご自宅からの参加。
人事の方から聞いていたものの、
皆さん画面オフ。

通信の状態を考えてとのことですが、
まったく顔が見えないのは、ちょっと残念。
「通信の問題があると思いますが、
心理的安全性を考えると、顔が見えた方が安心です。
少なくともグループワークの時は顔を出してください」
とリクエストすると、顔を出してくださる方も♡

感動したのは、その日のメインテーマである
人事面談の演習。

3~4人1組で4回いろいろなテーマで話す
ロールプレイングを用意。

1回やってみて、難しそうなところを
コーチングのエッセンスを使いながら
デモでお見せしようと思いながら進めていくと...

ブレイクアウトルームには、
部下役の話をしっかり受けとめ、
伝えるべきことは伝え、その人の素晴らしさを
承認している上司役の方の姿が。

他のルームへ行っても同じ。
なかには、部下の悩みに対して、
「気づいてあげられなくて申し訳ない」
という寄り添う言葉を出す人も。

部下役の人の表情や発する言葉が
変わっていくのが見て取れました。

あまりに心動かされたので、
私がデモをするのではなく、
参加者の中で素晴らしい面談・相談を
していた方に全員の前でやっていただく
方が良いと判断。

事務局の方に相談し、急きょ人事の
女性の方に出てきてもらい、
「会社を辞めたいと思っている」
という形で話をしてもらいました。

その理由は「一人暮らしをしたいが、
お給料が...」という悩み。

上司役を「本社の方」と「現場の方」の
どちらにやっていただくか迷いましたが、
最終的には、現場で日々いろいろな方に
対応している本部長にお願いすることに。

誠実に相手の話を聴き、寄り添いながら、
提案する姿勢が本当に素晴らしくて。
皆さんから拍手が起こっていました。

普段から、心を尽くして周りの方と共に
働いていらっしゃることが伝わってきました。

最後のチェックアウトでは、
「心理的安全性の大事さと、部下に寄り添う姿勢の重要度を
学びました。部下の目線をロープレで経験した事が役立ちました」

「チームで取り組むことが重要で、ひとりでかかえない、また、
かかえさせないことが重要とあらためて感じました」

「先の希望、ビジョンを示すことが必要。最初から本音を出しているとは
限らないこと、など多くを学びました」という感想が。

気づいたこと、学んだことを職場で活かし、
何でも聞けて、何でも話し合える組織を
創造していってもらえたらなと思います。