同じ「大吟醸」でも味はずいぶん違う

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仕事の後、家でゆっくりお酒を飲もうと、親友と一緒にデパ地下を探索してきた。
酒屋コーナーへ行くと、「酔仙酒造」が日本酒や焼酎の試飲をやっていた。

「酔仙酒造」とは、岩手県の旧気仙郡で造り酒屋を営んでいた8軒の蔵が
ひとつにまとまったもの。当時は「気仙酒造組合」という名前だったそうだ。

酔仙酒造のご主人に勧められるままクイクイ飲んでしまい、
夕方から、すっかりほろ酔い気分に・・・。

最も心惹かれたのは、大吟醸鳳翔「酔仙」(日本酒度+4)。
味は芳醇でやや辛口。水のようにサラサラしていて、品のある味わいだ。
ただ、値段が720mlで5,000円なので、ちょっと予算オーバー。

作り手の「顔」が見えると、つい情がうつって買ってしまいたくなるのだが、
ここはグッと我慢して、次に気に入った大吟醸「酔仙」(日本酒度+6)を
購入して帰った。値段は720mlで2,500円程度。味は辛口で、濃厚な感じだ。

同じ杜氏の下で作られた「大吟醸」と言っても、味はずいぶん違う。
熟成方法や期間、温度によって、味わいはいろいろ変わってくるのだろう。
日本酒はホントに「生き物」なんだな。

お酒を飲んだら、あの名作コミック『夏子の酒』が読みたくなってきた。
古本屋で探してみようかな。