どこにも移る必要のない「安心感」

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東京都町田市に「アシステッドナーシング&リビング
「鶴の苑」(つるのさと)がオープンした。

ハンディネットワークインターナショナルの代表・春山満氏が総合プロデュースし、
実績と伝統を誇る町田市の合掌苑グループが運営している。

今日はその「鶴の苑」を取材しに行った。

ここは3つのゾーンから成り立っている。

まず1つ目が、介護・医療の依存度が高い方のための
「アシステッドナーシングゾーン」。
いわゆる介護付きではなく、自由に好きな訪問介護事業所と契約ができる
というのが特徴だ。

2つ目は、体が元気な痴呆症状をお持ちの方を対象とした
「スペシャルケアゾーン」。こちらは介護付きになっている。

そして3つ目は、健康に不安を持ちながらも自立した生活を望まれる方にも
喜んでいただける「住居ゾーン」。
生活サポート付きのシニア向け賃貸マンションだ。

なかでも注目したいのは、痴呆の方向けの「スペシャルケアゾーン」。
ここでは、オーストラリアで実践されている「光」と「匂い」を駆使した介護を
おこなう予定だという。

痴呆の方は、閉じ込められた空間や暗いところが苦手という特徴があるため、
昼間は、花と緑に囲まれた明るい庭園を徘徊路として活用し、
夜は、「光」を使って、施設の真ん中へ集まってもらうような工夫をしている。

「匂い」については、朝はホームベーカリーでパンを焼き、
その匂いで起きてきていただくような誘導をおこなっていくそうだ。

万が一、痴呆が進んで寝たきりになった場合でも、
同じ建物にある「アシステッドナーシングゾーン」へ移ることができるため、
別の施設を探す必要がないという。
これは本人にとっても家族にとっても、ものすごく安心だと思う。

田園都市線の「南町田駅」から徒歩6分、
東名高速道路の「横浜町田IC」から車で5分。

住宅型の有料老人ホームを探していらっしゃる方がいれば、
ぜひ一度足を運んで、見学してみて欲しい。