「WPC EXPO2004」へ行った帰り、お台場で夕飯を食べることにした。
イタリアンのお店に入りパスタを食べていたら、”ぐらぐら”っと目の前が揺れた。
「あれ? めまいを起こしたかな?・・・違う。地震だ!」
震度4はあると思われる。
しばらくすると、また”ぐらぐら”・・・。
携帯を使って調べてみると、新潟で大きな地震が発生したことがわかった。
まだ続きそうな勢い。急いで帰らねば。
帰宅後、地震のニュースを見ていたら、急に電話が鳴った。
父からだ。
お風呂からあがった後、鼻血が止まらなくなってしまったので
救急病院へ連れていって欲しいという。
慌てて着替え、夫が運転する車で
桜木町にある「横浜市夜間急病センター」へ行った。
入口付近には、十数名の人が待っている。どの人も辛そう。
受付が終わると、診察を受けに上階へ行くよう言われた。
だが、そこにも十数人が待っている。
しかも、救急車で来た人は、優先的に診察されている感じ。
まだまだ時間がかかりそう・・・。
結局1時間半待って、ようやく診てもらえることになった。
結論から言うと、鼻の粘膜が弱っていただけのようだが、
血圧が高いので、一度内科で診てもらうよう勧められた。
今回、医師に言われてギョッとしたのは、「応急処置」の仕方。
これまでやってきた方法とは、かなり違っていた。
いくつかポイントを挙げてみると
1)鼻血が出たら慌てず、顔をうつむきにする。
血液を飲み込むと嘔吐するので、寝ない方が良い。
(反省点:これまでは横になって寝ていた)
2)小指くらい大きな綿を鼻の奥までつめる。ティッシュよりも綿が良い。
(反省点:刺激するといけないと思い、小さめのティッシュをつめていた)
3)テーブルなどに肘をつき、肘をついた側の指で小鼻を強くつまみ、
15~20分離さずにいる。中途半端につまんだり、はなしたりすると止まりにくい。
(反省点:鼻の付け根=目頭の近くの鼻をつまんでいた)
4)鼻から喉の奥に流れてきた血液は飲み込まず、ティッシュでそっとぬぐうか、
洗面器などに静かに吐き出す。
5)それでも止まらないようだったら、耳鼻科医の診察を受ける。
6)その後、鼻の付け根を氷水で冷やす。
その他、当然と言えば当然だが、鼻血が出て受診した日は、
入浴、アルコール、刺激物は避けた方が良いという助言を受けた。
これまで「常識」だと思っていたものが、そうではなかったようだ。
思わぬ災難で、思わぬ勉強ができた。
皆さんも鼻血が止まらなくなった時は、
ぜひ上記を参考に応急処置してみてください!