保育園に行き始めると、
いろいろなウィルスをもらって来ると聞いていたが、
こんなに早く”保育園の洗礼”を受けるとは!
息子は入園初日から鼻水が出ていたものの、それなりに元気。
しかし、日を追うごとに鼻水の量が増え、くしゃみ、咳もひどくなる一方。
それでも、何とか初めの1週間は登園できた。
が、やはりそう甘くはなく、
その翌日から、怒涛の日々へ突入することに(涙)。
(以下、日々の記録です・・・長いです・・・)
★4月8日(土)
朝、息子の体温をはかったら36.3度。
平熱だが、咳と鼻水がひどくなってきたので、
桶谷で母乳マッサージを受けたあと、その近くにある小児科へ。
すぐに「風邪」との診断。
目やにも出ているので眼科へ行った方が良いとのこと。
帰宅後は処方してもらった粉薬を飲ませ様子を見ていたが、
徐々に容態が悪化。目の周りは、何度も掻くので赤くなっている。
眼科には明日行こうと思っていたが、今すぐ行った方が良いと思い、
電話で予約し、急いでピースリング(抱っこひも)で息子を抱きかかえ、
タクシーで眼科へ。
到着し、順番を待っている間に熱をはかってみると、な、なんと39.4度!
息子が熱を出したのは初めてだが、こんなに高熱になるとは。
抱っこをしていると、息子の火照った体から熱がじかに伝わってくる。
何だか寝息も苦しそう。見ていたら可哀想で、涙が出てきた。
順番が来たので診てもらうと、
ウィルスが目に入って結膜炎になっているという。
だから痒がっていたんだな。細菌を殺菌する「タリビッド」という
点眼液をさしてもらうと、目の症状はいくぶんか良くなった。
家に帰ってからも、息子はぐったりしている。
とにかく水分を与えなくてはと、麦茶と母乳で水分補給。
ピースリングでゆらゆら抱っこしていたら、スゥーと寝入った。
薬が効いたのか、夜にはいったん37.5度まで下がったが・・・
★4月9日(日)
午前2時30分に目を覚ました息子。
さわると、頭も体も湯気が出るほど熱い。
熱をはかると、また39.3度へ上昇していた。
このまま家で様子を見続けて良いかどうかの判断がつかず、
横浜市立市民病院の救急(注)へ電話し、行くことに。
待合室で待つこと30分。ようやく順番が来ると、
若手の男性の先生(臨床研修医かな?)が
息子に優しく声をかけながら、とても丁寧に診てくれた。
聞くと扁桃腺がものすごく腫れているという。
家では小児科で処方された薬を飲ませ、
それでも熱が下がらないようだったら、かかりつけ医に行くよう言われた。
午前4時過ぎに帰宅。夫は2時間ほど仮眠をとり仕事へ。
しばらくすると、息子も起きてきた。
熱をはかると、36.3度へ下がっていた。
鼻水と咳は相変わらずだが、機嫌はそこそこ。
テレビを見ながら踊っている。
あれ? 数時間前にはぐったりしていた・・・よね?
ホッとしたからか、それとも息子の風邪がうつったのか、
(はたまた”月に1度のお客様”のせいか)今度は私の体調が悪化。
関節じゅうが痛み始め、起きるのもしんどい。
そんな時、昨日私からの「ヘルプメール」を受け取った親友が
ミネストローネを作って持って来てくれた。
ああ有難い、有難い。
このスープのおかげで、私は少しずつ復活。
が、息子の体調は夕方になると、ふたたび悪化し始める。
ついに、夜には39.0度まで上昇。
またもや、体と頭から湯気が出ている感じ。
熱は夕方から上がるというけれど、まさにその通りだな・・・。
★4月10日(月)
朝一の体温は36.1度。いっきに熱が下がった。
とはいえ、高熱が出た翌日なので、保育園は休むことに。
昨晩依頼した「横浜子育てサポートシステム」の提供会員さんが、
10時30分から4時間ほど来てくれた。
息子をみてもらっている間に仕事の書籍を読むが、
自分の体調がいまいちなので、なかなかは進まない。
とはいえ、提供会員さんが来てくれたことで、精神的にはずいぶん楽になった。
もしかしたら明日も熱が上がるかな・・・と思い、
病児の預かりをしてくれる「かながわ緊急サポートネットワーク」に電話。
まだ援助会員さんとの「顔合わせ」をしていなかったので、
急きょ明日の午後、わが家で打ち合わせすることになった。
そして息子は予想どおり、夕方から熱が上がり、夜中は38.5度に。
一体こういう日が何日続くんだろう・・・と思うと不安になる。
★4月11日(火)
朝の体温は36.1度。
昨晩の熱も高く、咳も相変わらずひどいので、
今日も保育園を休むことに。
午前中に、かかりつけ医の小児科を受診。
これまでの経緯を説明し診てもらうと、
喉の腫れはおさまっているので、今晩熱を出さなければ
保育園へ行って良いとの診断。やったね!
午後一で、「かながわ緊急サポートネットワーク」の事務局の方と
援助会員さんと私の3人で1時間ほど打ち合わせ。
その後、そのまま援助会員さんに自宅で息子をみてもらうことに。
私は別室で仕事をしていたが、息子が時々泣いているのが聞こえる。
慣れるまでには、しばらく時間がかかるかなあ。
でも、それなりに元気だから、
「この調子なら明日は保育園へ行けるかも」と思ったが・・・
淡い期待は打ち砕かれ、またまた38.2度の熱が(悲)。
★4月12日(水)
咳と鼻水は相変わらずだが、当の本人はけっこう元気。
熱はなく、食欲もだんだん出てきた。
だが、昨晩の熱を考えると、保育園には行かせられない。
(お医者さんがそう言っていたし)
これで3日連続休み(泣)。
午後は「かながわ緊急サポートネットワーク」の援助会員さんに来てもらう。
昨日も会っているので、息子はだんだん慣れてきた感じ。
息子をみてもらっている間は、仕事に集中、集中!
ようやく夜も平熱に。ああ、安心した。
あとは翌朝、熱が出ないことを祈るばかり。
★4月13日(木)
よっしゃー、平熱だ。やっと登園できた!
が、病気あけということで、お迎えはお昼の12時。
息子の体調を考えると、その方が安心。
でも仕事のことを考えると、正午のお迎えはちょっと厳しい。
預けた3時間はあっという間。
帰宅後、昼寝前も昼寝後も息子はぐすりっぱなしで、
「おっぱい」「抱っこ」のオンパレード。
甘えたいのかな? まだ本調子じゃないのかな?
受けとめてあげたいけど、もうダメ。ヘトヘト・・・。
★4月14日(金)
今日も登園できたことに感謝!
息子は初めてお昼寝に挑戦。お迎えは14時30分。
ようやく仕事の時間が確保できたというのに、何だか頭がガンガンする。
急いで病院へ行き薬を飲んだが、調子はドンドン悪くなっていく。
咳が激しくなり、寒気もしてきた。
少し横になってから仕事するか・・・と思ったら、
体がだるくて、起き上がれなくなってしまった。
気付いたらもうすぐ14時。
急いで父(息子の祖父)に電話をし、息子のお迎えを頼むことに。
帰宅後、息子は30分ほど父と楽しそうに遊んでいたが、
父が帰ると泣き始め、寝ている私を叩き、おでこに貼っていた
冷却シートをはがして怒り始めた。
それからは、またまた「おっぱい」&「抱っこ」を求めて大泣き。
しかし、もー体が言うことをきかない。精神的にもイライラ。
それでも息子は泣き続ける。
あー、誰か助けてくれ~。
★4月15日(土)
今日も私の体調が良くならないので、
午前中、「横浜子育てサポートシステム」の提供会員さんに来てもらった。
が、息子は私にしがみついて離れようとしない。
洗濯物を干そうとすると泣き。トイレに行こうとすると大泣き。一歩も動けない。
だるくて横になりたいが、それもかなわず。
息子にしてみれば、週末くらい親と一緒にいたいよね。
息子の精神面を考え、
「もうしょうがない」と心を決め、抱っこし続けることに。
午後もこんな調子。母子2人でいると、
メンタル的に自分がやばーい状態になっていくのを感じる。
なので親戚の蕎麦屋へ行くことに。
お客さんの合間を見ては、義母や親戚の人たちが息子と遊んでくれる。
ああ、こういう場所(非難場所?!)が少しでもあると救われるんだよなあ。
★4月16日(日)
2週間働き詰めだった夫が久々の休み!
夫が家にいると思うと、気持ちが楽になる。
息子もかなりご機嫌。
「あーあー」という声をあげながら、笑顔をふりまいている。
やっぱりこういう家族の時間って大事。
午後に1時間ほどひとりの時間をもらい、
「和風癒処」で全身マッサージを受けると、
疲れきった体が回復してきた。
この1週間を振り返ってみると・・・
”保育園の洗礼”を受け、親子そろって絶不調、疲労困憊の日々だった。
でも、考えようによっては、これから起こりうる日常(問題)に対処する
「練習期間」だった気もする。
今、体験できて良かったのかもしれない
・・・と思うことにしよう(苦笑)。
さて、来週はどうなるかな?
(注)この4月から、桜木町夜間急病センターの診療時間が変更されました。
詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/qc/henkou_20060401.html