認知症のサポーターになろう!

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認知症介護研究・研修東京センター長の
長谷川和夫氏(聖マリアンナ医科大学名誉教授)を取材した。

長谷川氏といえば、
日本の認知症研究・臨床の第一人者で、
認知症かどうかを調べる「長谷川式認知症スケール」の開発者。

なんともスゴイ人を取材してしまったわけだ。

そもそも「認知症」とは、
成人になってから起こる認知機能(物事を判断する能力)の障がいのこと。

以前は「痴呆」と呼ばれていたが、
侮蔑的な表現であることなどを理由に、
2004年の12月に呼称が変更された。

認知症で一番多い症状は、
何回も同じことを言ったり、聞いたりすることらしい。

『明日の記憶』や『恍惚の人』の映画を観たり、
本を読んだりした人は、どんな病気かわかると思う。

長谷川氏は、認知症について誤った認識を持っている人もいるので、
ぜひ改めて欲しいそうだ。それが下記。

★認知症は歳のせいだ
★認知症になると、何もわからなくなる
★認知症の人は、不安感をもたない

これらは大きな誤解なんだとか。

認知症になると、
物忘れをしたり周りの状況がよくわからなって、
本人は不安になる。

だからこそ、ケア(介護)をする人が
穏やかな語りかけや優しいまなざしをすることで、
認知症の人の不安感をやわらげるのが大事なんだそうだ。

ちなみに、厚生労働省は2005年度を
「認知症を知る1年」として啓発活動を提案。

向こう10年間は
「認知症を知り地域をつくるキャンペーン」を続行する予定で、

中間年にあたる2009年度の目標は、
認知症のサポーターを100万人育成することだという。

よかったら、一緒に「認知症のサポーター」になりませんか?

↑ 詳細は、お近くの自治体にお問い合わせ下さい!!