自分の最期も「自分らしく」

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高校時代から20年来、
親しくしている友人のお母様が亡くなった。

突然の交通事故・・・
病院に運ばれ、そのまま帰らぬ人となった。

ご本人もご家族も、どれほど無念なことだろう。
その気持ちを思うと、悲しくて、口惜しくてしょうがない。

今日の告別式は、
亡くなったおば様やご家族の意向で、
一般的なものとは、ちょっと違った形で行われた。

葬儀は無宗教。
御香典、御花はご遠慮される形。

お稽古事の仲間が謡曲をうたい、
高校時代から”50年来”の親友が弔辞を読み、

BGMにエルトン・ジョンの
「キャンドル・イン・ザ・ウィンド」が流れるなか、
白いカーネーションの献花が行われた。

おば様の人柄が偲ばれ、とても心温まるものだった。

これまで、何かあった時には、
「どういう治療をするか」「延命治療はどうするか」を
事前に家族で話し合っておく必要があると思っていたが、

今回、「どういう葬儀をしたいか」ということも
きちんと話しておく必要があるんだな、と実感した。

おば様、どうぞ安らかにお眠り下さい。