「信頼回復」のチャンスなのに

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恩師である「K先生」と「E先生」に、
毎年T島屋からお歳暮を贈っている。

今年も手紙を書き、封筒には封をせず、
贈り物に同封した。
(封をすると親書になり、郵便法違反になるらしいので)

そろそろ届く頃かな、と思ってたいたのだが・・・

昨日。

「E先生のところに、K先生宛の手紙が同封されていた」
という連絡が、E先生のお嬢さんからあったのだ。

なんてこと!

慌てて、T島屋に電話をして伝え、
K先生のところに、E先生の手紙が入っていないか
確認してもらった。

すると、K先生のところには手紙が入っていなかったという。
となると、E先生宛の手紙は何処へ?

作業場などを探してもらったが、見当たらない。
まさか、他のお客様の贈り物に同封されていたりして・・・

担当者の人からは
「申し訳ありませんが、もう一度、手紙を書いていただけますか?
 ご都合の良い時に取りにうかがいますので」という連絡が。

もう一度って・・・えー?!

結局、E先生のところに届いた贈り物は
手紙ごと回収させていただき、その手紙をK先生に届け、

E先生には改めて書いた手紙を同封し、
再度、お送りすることになった。

で、今日。

T島屋のお客様サービス担当者がやって来た。

が。

玄関のドアをあけるなり、
「ご迷惑をおかけして、申し訳ございません。
 お手紙は?」と一言。

ずいぶん、あっさりしている。
もう少し、トラブルを起こした経緯を説明するとか、
謝りようがあるんじゃないの?

なので、

「なぜ、このようなミスが起きたのですか?
 お歳暮は、お世話になっている方に感謝の気持ちを贈るものですよね。
 T島屋さんを信頼してお願いしているんです。
 二度とこのようなことがないよう、チェック体制をきちんとして下さい」

と、伝えると、

「通常は、品物と手紙をチェックして入れているのですが・・・。
 二度と起きないよう十分注意いたします。
 この手紙は責任を持って私がお預かりします」

と名刺を差し出した。

うーーん。言葉だけ見ると、誠意があるように見えるが、
ぜんぜん気持ちは伝わってこない。
雨だから、急いで帰りたいと思っている印象さえ受ける。

人間、誰しもミスはあると思う。

だからこそ、なぜそのミスが起きたか究明し、
二度と同じミスが起きないよう
どうしていくかという話を、きちんと聞きたかった。

こういう時って「信頼回復」のチャンスなのに。
「ピンチ」を「チャンス」にできないT島屋よ。

あたしは、がっかりだよ!