自分らしいお葬式

  •  

新年度が始まった。

部署を異動したり、新入社員が入ってきたりで、
ワクワク&ドキドキしている人も多いと思う。

が、フリーランスの私には、特に変化なし。
ただ、そこにあるのは・・・

原稿の締め切りのみ!

というわけで、今日提出した原稿のテーマは
「自分らしいお葬式」。

先日、雑誌『SOGI』を発行している
表現文化社の碑文谷創編集長に取材させていただいた。

平成15年に行われた「葬儀についてのアンケート調査」
(調査委託 財団法人日本消費者協会)によれば、

3年以内に身内の葬儀があった人(335名)に
葬儀の形式をたずねると、

仏式95.2%、神式1.5%、キリスト教1.2%、
無宗教0.9%、その他0.6%、無回答0.6%、という回答だった。

この数字を見る限り、従来の葬儀とそれほど変わらないように感じるが、
変化は確実に起きているという。

たとえば・・・

○バブル期まで会葬者は増加傾向にあったが、
 現在は故人をよく知る人による、こじんまりした「家族葬」が主流

○宮型の祭壇が使われなくなり、多くなっているのは生花祭壇。
 しかも白い花ではなく色花。故人が好きだった花や、
 その人のイメージの花が使われている

○遺影写真は白黒からカラーへ。表情も笑い顔など、その人らしい写真に

○写真にかける黒いリボンが取り払われる傾向に

○葬儀の始まる前や出棺の時などに、故人が好きな音楽を使う人も。
 ジャズや演歌、なかには、カラオケ好きな人が、生前に歌ったものを
 録音し流す人もいる(!)
 
○メモリアルコーナーを作り、思い出の写真や、
 その人が作った短歌や俳句などの作品を並べ、
 故人を思い出しながら葬儀をする人も

○まずは近親者だけで密葬し、その1ヶ月後くらいに
 「お別れの会」を開く。密葬は宗教儀礼に則って行い、
 「お別れの会」は無宗教で行う(都市部に見られる動き)

さらに、お墓に関しても変化が見られるそうだ。

○少子化などを背景に、後継を必要としない永代供養墓や合葬式墓地、
 遺骨を海や山に撒く「散骨」、遺骨を土に埋める「樹木葬」を選ぶ人もいる

実は先月、友人が父親の遺骨を海で撒くという「海洋葬」を行った。
数年前、葬儀は一般的な仏式で行っていたが、
父親らしいお葬式とはちょっと違ったと感じていたらしい。

今回とあるきっかけがあり、
父親の意向と、自分自身の気持ち・関心から、
「海洋葬」を選んだという。

「納得がいくことをするのは、こんなに楽しいのか」と、
彼女は晴々した表情で語っていた。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

「葬儀もお墓も、家族に任せる」という人もいるが、
実は、言い残しておいた方が家族が迷わなくて済む。
(もめることもあるけれど・・・)

法的な効力はないにしても、ノートでも何でも良いから
どんな葬儀をしたいか、書き残しておいた方が良さそうだ。

そろそろ私もエンディングノート、作っておこうかな。