フィリピン旅行 ~マニラ編~

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今年のGWは、なんと9連休。

後半は夫がグアム出張でいなかったが、
一緒に遊んでくれる友人がたくさんいて、楽しかった~!

(↑なぜ、GWまで出張が・・・そしてまだ帰国せずぅぅぅ・・・)

目玉は、なんといっても
5泊6日(4/28~5/3)のフィリピン旅行。

いろいろな人から「愛」と「エネルギー」をもらい、
家族全員パワーアップして帰国した。

前半はマニラ、後半はセブへ。
どんな旅だったか、振り返ってみたいと思う。

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 ~ マニラ編 ~
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フィリピンへの旅行はこれで4度目。

今回は、フィリピン人の友人(女性)が結婚するので、
そのお祝いに行くことが目的の1つだった。

彼女との出会いは、9年ほど前。
JICA(国際協力機構)の「青年招へい事業合宿セミナー」
に参加した時のこと。

ちなみに夫と出会ったのも、その時だった。

あの頃は、宴会部長みたいなお調子者だったが、
今は少し・・・いやいや、
ずいぶん落ち着いたような気がする(気がするだけ?)。

それはさておき・・・

その友人は外務省に勤めている、とってもチャーミングな女性で、
数年前日本へ赴任になり、
縁あって日本の男性と結婚することになった。

結婚式がおこなわれたのは、
サン・オーガスチン教会(San Augusin Church)。

フィリピンの石造建築の中では、もっとも古い教会で、
第二次世界大戦の爆撃でも崩れず、奇跡的に残ったらしい(写真)。

その結婚式で、夫は新郎をお世話するアッシャー(Usher)を、
私は新婦をお世話するというブライズメイド(Bridesmaid )を務めた。

既婚だから、ホントはブライズメイドじゃなく、
メイトロンオブオナー(Matron of Honour)なのかもしれないけれど、
ま、そんな役目をしたということで。

夫は、フィリピン男性の正装である
バロンタガログの長袖に、黒いパンツを着用(写真左)。

私は、日本の桜をあしらった紫色のロングドレスを着て、
イメルダ夫人(マルコス元大統領夫人)のような厚塗りメイクを
“オカマの美容師”さんからされた(写真中)。

写真ではちょっとわかりにくいが、実物はド派手な洋風メイクで、
夫からは、「コワいからこっちを見るな」と言われたほど(苦笑)。

今回、一緒にブライズメイドをやった20代の人たちは
ナチュラルメイクだったから、30代以上はメイクが変わるのかな?
それとも私自身の問題・・・?!

ま、何事も経験ということで。

ともかく、フィリピンは国民の80%以上がカトリックということもあり、
教会での挙式は、非常に厳かなものだった(写真右)。

ちなみに、息子はそれまでご機嫌だったのに、
式直前には、ぐずってぐずってもう大変。
その場で座り込みを決行!

入場の時は抱っこできないので、
一緒に参列した他のフィリピンの友人に頼もうと思ったが、
息子がイヤイヤモード。

最後はブライダルコーディネートさんにお願いしたが、
泣いて、わめいて、抱っこされると手足バタバタ状態。

しかも、教会の中はものすごく暑かったため、
顔は、涙と汗と鼻水で、ぐちょぐちょだった。

ようやく私のそばに来ると泣き止んだので、
そっと(といってもバレているだろうが・・・)お菓子と水をわたし、
ごまかし、ごまかし、何とか式中は泣かず騒がず、終えることができた。

教会中を走り回らなかったことは「えらかった」と褒めたいが、
やっぱり、魔の2歳児を結婚式に連れていくのは大変だー!
その後は、マニラホテルの披露宴会場へ。

日本では、一段高くなった高砂に
新郎新婦と仲人(がいる場合)が座るが、

フィリピンでは、新郎新婦と両親、目上の親戚が
披露宴会場の中央にある長方形のテーブル席に座る(写真左)。

しかも! その後ろにある舞台では生バンドが
わりとノリの良い曲を演奏し、ボーカルが歌っていた。

クラシックが流れることの多い日本の披露宴とは
ずいぶん違う印象だ。

そのあと、新郎新婦の「生い立ち」のビデオが流れた。
BGMはSMAPの「世界で一つだけの花」。

それを見ながら、新婦の父親が涙を流しているのを見て、
こちらも、もらい泣きしてしまった。

その後、父親がスピーチの中で、
「私は娘を失ったわけではなく、息子(新郎)が増えたと思っています」
という一言に、またジーン。

やっぱり、外国人(日本人)と結婚することに
複雑な感情がないわけではないと思うが、

それでも「自分の娘が愛した人を大切にしたい」
「その人に娘を大切にしてもらいたい」という気持ちが
ヒシヒシと伝わってきて、心が動かされた。

その後も、ダンスやゲームの時間など、
参加者を楽しませる工夫が随所に見られ、
新郎新婦もラブラブで、愛があふれる楽しい披露宴だった。

言葉や文化、育った環境が違う「国際結婚」は、
乗り越える問題が多いかもしれないが、

相手を変えようとせず、「理解」と「許し」をもって、
温かい家庭を作っていって欲しいと思う。
 
続きのセブ編は、また後日に!