フィリピン旅行 ~セブ編~

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GWが終わったら、いきなり現実の世界へ。

仕事→家事→育児→爆睡(時には完徹・・・)の日々。
毎日こんなんでいいのか? いや、いかん、いかん。

というわけで(どんなわけだ?)

お待たせしました。
GWのフィリピン旅行 ~セブ編~ です。
(遅くて、長くて、すみません~)

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 ~ セブ編 ~
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セブはマニラから飛行機で1時間程度。

ダイビング・スポットが数多くある島だが、
今回の目的は・・・

KAPATIDで支援しているスカラー(奨学生)に会うこと!

このNGOにかかわるようになったのは、5年前。

大学の卒業旅行で参加したという夫に勧められて、
KAPATIDが主催する「体験学習旅行」へ
行ったことがきっかけだった。

その時、目をキラキラ輝かせながら、
はしゃぐセブの子どもたちに出会い、

そこで、彼らを支援する
「奨学金制度」があることを知った。

貧しい家庭では、子どもは
家計を支える重要な労働力としてみなされ、
学校に通わせてもらえないケースも多い。

でも、教育を受ける機会がなければ、
その子どもの「未来」は限られてしまう。
貧しさを克服することも、難しくなってしまう。

そうした状況を少しでも変えられれば・・・と、
自分のできる範囲で、
子どもたちに奨学金を送るスポンサーになった。

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そのスカラーたちに会えるというので、
ワクワクしながら空港へ降り立つと、
現地のソーシャルワーカーさんが迎えにきてくれていた。

彼女はKAPATIDをはじめ、
さまざまなNGOや個人からの支援を
子どもたちに届けてくれている。

今回は、彼女の家に3泊させてもらった。
温かい心遣いに感謝、感謝だ。

家に着くと、子どもたちが4人ほど遊んでいた。
年齢は10~17歳で、全員女の子。

両親がいなかったり、母親はいるけれど、
生活が苦しくて一緒に暮らせなかったり。
さまざまな事情があって、今ここに住んでいるという。

いろいろな困難を抱えながらも、
しっかり生きている。すごいな、子どもたち。
初めは、お互い様子をうかがっていたものの、
仲良くなるのに、そう時間はかからなかった。

まずは、十何年ぶり~っていうくらい久々に
カードゲームの「UNO」に参戦!

日本語と英語とセブアノ語が飛び交う。

日本とは違うローカルルール、
バリエーションルールがあり、なかなか面白い。
子ども相手でも、かなり本気モード(笑)。

次にやったのが、バランスゲームの「ジェンガ」。

単純なゲームだが、国籍・老若男女問わず
誰でも楽しめる、秀逸なゲームだと思う。

その後は、「マトリックスをやろう!」と
小庭に連れていかれた。

何のことかと思ったら、
要は「中当て」(ドッジボールみたいなもの)。

内野、外野に分かれて、
内野の人は、外野から投げられるビーチボールをすべてよける。
ボールを受け止めたり、ボールに当たったりするとアウト。

そのよける姿を、キアヌリーブスのネオ
(マトリックス)に例えたらしい。なるほど~。

ただでさえ熱い国なのに、動き回るから汗はダラダラ。
頭はクラクラ。でも、気持ちが良い!

子どもたちと遊びながら、過ごす1日。
旅行に来たというより、
親戚の家で、近所の子どもたちと遊んでいる感覚だな。

息子は・・・というと、終始ご機嫌で、
彼女たちの後を、ニコニコしながら嬉しそうについて回っていた。
彼女たちがいなくなると 「おねーちゃんは?」と何度も聞き返す。

やっぱり、子どもは子ども同士の方が良いのかな。

息子に「おねーちゃん」をプレゼントすることはできないけれど、
妹か弟なら・・・。いつか、いつかね(って、いつだよ --;)。

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閑話休題。

ようやく、念願だったスカラーたちに会うことができた。
夫は女の子2人。私は男の子1人。

夫が支援しているスカラーは、
1人はおしとやかで、もう1人は明るく活発な子。
2人とも聡明で、優秀らしい。

明るく活発な女の子は、
毎年クリスマスカードと一緒に送っている
私たちの家族写真を大事にとっておいてくれていた。
これには(ウルウル)感動。

一方、私が支援しているスカラーは9歳の男の子。
なかなか端正な顔立ち。
写真で見ていたとおり、細めでひょろっとしている。

一緒に来ていたお母さんとお姉さんは優しそうな感じ。

「学校はどう?」と話しかけると、
ボソッと「・・・今は夏休み」という返事が。

アレ? この年頃の男の子って、女性と話すの苦手だっけ?
緊張していたのかな? 笑顔が見られなかったので、
私もどう話しかけて良いかわからず、
言葉がでなくなってしまった。

様子を見ながら、「スポーツは何が好き?」とか
「学校の後は、何しているの?」とか、
そんなことを聞けばよかったと、今さらながら後悔・・・。

一緒に写真は撮ったので、
近いうちに「こんなこと話したかった」って手紙に書いて送ろうかな。

そんなこんなで、スカラーとの対面は終了。
やっぱり顔が見えると、思いも深まる。

彼は勉強があまり得意じゃないと聞いているけど、
学ぶことが楽しくなるといいな☆

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今回の旅行では、

夫が10年ほど前にホームステイさせてもらった
ご家族の家へ行ったり。

KAPATIDのシスターから、先日訪れたという
安倍昭恵首相夫人の写真を見せてもらったり。

トライシクル(カート付きの自転車)に乗って
地元の教会へ行き、ミサに出席したり。

ソーシャルワーカーさんの家で暮らしている子どもたちの
ダンスの練習を見に行ったり。

彼女たちとジプニー(ジープを改造したフィリピン独自の乗合バス)
に乗って、

幼きイエス像が納められている「サント・ニーニョ教会」や、
大冒険家マゼランが造った木製の十字架「マゼラン・クロス」、
セブの台所であるという「カルボン・マーケット」を見に行ったり。

あまり予定を決めず、気の赴くまま行動した4日間だった。

観光名所をきちんと巡るのも楽しいけれど、
こういう、気ままな旅も良いな。

いろいろな人に出会い、いろいろな生き方に触れ、
「愛」と「エネルギー」をもらった旅。

これから、その「愛」と「エネルギー」を活かして、
前へ進むぞー!