先週の土曜日。
生まれて初めて「株式総会」と「株主懇談会」(*)
なるものに出席してみた。
(*) 株主が役員に対して、自由に質問や意見が言える場
その企業とは、マネックス・ビーンズ・ホールディングス。
ネット証券であるマネックス証券の持ち株会社だ。
開催場所は、
外苑前にある日本青年館の大ホール。
松本大社長の日記によれば、
ここは、ドリフの「8時だョ!全員集合」が行われていた場所らしい。
へぇ~。
出席した株主は482名で、過去最高だったとか。
ホールの一番後ろに座って見渡してみると、
出席者の大半は男性で、年代は50~60代が多い感じ。
(ファッションと後頭部で判断・・・・・・苦笑)
舞台の左側には監査役と社長席、
真ん中には議長席、
右側には取締役席があり、
議長席の後ろには、ヘッドホンをつけている
社員の人たちが8名くらいいた。
質疑応答の時間になり、株主から質問が来ると、
社長は、「今のご質問は○○○○というということですね?」
と一つひとつ確認しながら、自分の言葉でこたえていく。
「マネックス証券の口座数は増加しているのに、
預り資産が減少しているのはなぜか?」
「今後、どのように企業価値を高めていくのか?」
「配当政策について、どう考えているか?」
など、質問内容は極めてまともなのだが、
株主の質問の仕方が、要領をえなかったり、
前の人と重複していたりして、思わず苦笑いしてしまった。
それでも質問内容を簡潔にまとめ、真摯にこたえる社長。
その姿に、「さすが!」と心の中で拍手をおくった。
さらに。
議長席の後ろにいた社員の人たちは、
議長(社長)が発言した数字が若干違っていたりすると、
すぐにメモを書いて、サッと議長にわたしている。
それを見て、直ちに訂正する議長。
社員の人たちは、まさにブレーンという感じ。
こちらも「さすが!」という印象が残った。
株主総会の目的は、法律上は議案の採決だが、
すでにインターネットやハガキで議決権を行使している人が
多いので、この場は、それぞれの議案に対して、
賛成する人が拍手だけする形。
な~んだ。賛成者は挙手をして、
日本野鳥の会みたいな人が数えるのかと
思っていたんだけど(え? ありえない?)。
総会が開かれる前に、すでに議案は承認可決されていたのか。
じゃあ、リアルな株主総会の意味って何?
・・・と思っていたら、松本大社長が日記の中で、
「今後、総会の軸となっていくべきものは、
実質的な意味で会社を理解・把握して、
再定義すると云うプロセスなのではないでしょうか」
と書いていた。
なるほど。そうしたところに、意味があるのかな。
ちなみに、今年は「中間配当」が出るという。
えへへ。少しでも嬉しいな。
それで美味しいものを食べにいこう!(←結局はここに落ち着く・・・笑)