先日、福井県に住む
三嶋悠理恵ちゃんからメールをもらいました。
彼女との出会いは4年前。
石川県で行われた「全国ボランティアフェスティバル」にて。
ボランティアへの思いや原動力を語る
「ヤングボランティアディスカッション」という企画で、
高校生だった悠理恵ちゃんは、
劇「生きて いま」を通じて、ハンセン病患者への差別をなくす
活動をしている話をしてくれました。
▼ヤン・ボラの写真(私、若いです・・・)
http://www3.shakyo.or.jp/cdvc/volunteer/festival/ishikawa/young.html
「人の役に立つことがしたい」
「いつ死んでもいいように、いろいろなことにチャレンジしたい」
という “元気はつらつ女子高生” の悠理恵ちゃん。
今は社会人となって働いているようです。
その彼女から、
「ハンセン病問題基本法」(仮称)の制定等を求める
署名活動をしているので、協力して欲しいという依頼がありました。
これは、ハンセン病療養所の医療・福祉を拡充し、
長い間、強制隔離政策に苦しめられてきた
ハンセン病療養所の入所者たちが安心して暮らすこと、
ハンセン病療養所が地域に開かれ、
広く市民が利用できる施設を併設できるよう求める請願です。
ぜひ、皆さんも協力してもらえませんか?
この署名活動には、
宮崎駿さん(アニメーション映画監督)、鳥越俊太郎さん(ジャーナリスト)、
田口ランディさん(作家)、竹下景子さん(女優)など、
多くの著名人が賛同しています。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~naoko-k/shomei/
大変お手数ですが、賛同してくださる方は、
以下のURLから用紙を印刷、自筆で署名をし、
今月の18(日)までに大八木宛にお送りいただけますか。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~naoko-k/shomei/form.pdf
1枚5名まで書けるので、
できるだけ埋めてもらえると嬉しいです。
いただいた用紙を取りまとめて、
福井県の悠理恵ちゃんに送ります。
よろしくお願いします!
郵送は、私の自宅宛てにお願いします。
住所をご存知ない方は、otomoko@dd.e-mansion.com までメールして下さい。
★★ ハンセン病とは ★★
ハンセン病とは、1873年にノルウェーのハンセンが発見した
らい菌によって、主に皮膚や末梢神経が侵される感染症の一つです。
この菌の毒力は弱く、感染しても発病することは極めて稀であり、
1943年のプロミンに始まる化学療法剤の効果によって、
確実に治癒するようになりました。
戦前から戦後にかけて、ハンセン病を発症すると、
患者は社会で生活することを許されず、
官民一体となってすすめられた「無らい県運動」などによって、
町や村から徹底的に排除され、国立療養所に強制隔離されました。
完治する病気だとわかってからも、
患者の強制隔離政策を基本とした「らい予防法」という法律はなくならず。
1996年にようやく廃止されました。
病は癒えても、社会復帰は容易ではなく、
患者の高齢化が進む今、これからハンセン病療養所で
どういう暮らしができるか、どういった医療体制が確保されるか、
入所者は不安な思いを募らせています。
その不安を取り除き、安心して暮らせるようになること、
ハンセン病療養所が地域に開かれ、
広く市民が利用できる施設を併設できるよう求めるのが
今回の署名活動です。