「お宮参り」のはずが・・・

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三寒四温と言われる季節。
皆さま、いかがお過ごしですか。

前回ブログに、次男のお食い初めの
「祝い延ばし」をしてきたと書いたのですが、
https://oyagitomoko.com/2012/0120_120857.html

実は、お宮参りも延期してきました。

ようやく、立春を迎えた生後206日目に、
横浜の「水天宮平沼神社」へ行ってきました。
http://www.hiranuma-suitengu.or.jp/

お宮参りは一般的に、
男の子は生後31日目頃、女の子は32日目頃に、
その土地の守り神である産土神(うぶすながみ)に
子どもの誕生を報告し、健やかな成長を願うという行事ですが、

夫の母から「手術終わってからで良いんじゃないの?」
と言われたので、「そうですね」と延ばしてきました。

その後、次男の手術が終わり、腕にしていた抑制筒がとれたので、
12月初旬に、夫の父に相談してみると、

「暖かくなってからで良いんじゃないの?」と言われたので、
「そうですね」と、またまた延期。

年も明けたので、「正月休みに行ってみない?」と
夫に相談してみると、

「初詣での時期が落ち着いてからの方が良いんじゃない?」と言われ、
「そうね・・・」と、またまた、またまた延期。

このままだと、やらずに終わってしまいそうなので(笑)、
夫の両親や私の父のスケジュールを確認し、
立春を迎えた時期に行うことに決めました。

夫の親戚から羽二重の黒紋付とベビードレスを借り、
神社の開始時間を確認し、会食のお店を予約。

もう準備は万全!

と思っていたのですが・・・

神社の受付で、次男の生年月日を伝えると、

「生後半年を過ぎているので、お宮参りではなく、
 健康祈願になりますが、それでも良いですか?」と言われ、

頭の中は「???」で一杯に。

どういうことなのか聞いてみると、
「お宮参り」は、子どもの成長を願うものとして
現代では行われていますが、

もともとは、
お産は出血を伴うことから、「穢れ」と考えられていて、
その穢れを祓う(=鳥居をくぐって良いとされる)
儀式だったようです。

だから、初宮では、出産した母親ではなく、
父方の祖母が赤ちゃんを抱いて神前に入るそう。

ただ、もう半年過ぎていれば、
忌み明けしていると考えられるので、
お宮参りではなく、健康祈願になるそうです。

昔の風習とはいえ、「出産=穢れ」と聞いて、
なんだかな~と思ったのですが、

「首が据わっている、お宮参りなんてねぇ」
(実際はお宮参りじゃなくなったのですが・・・)
と笑う夫の両親や、嬉しそうな家族の顔を見ていたら、

「お宮参りでも健康祈願でも、どちらでもいっか」
という気持ちになりました(笑)。

ちなみに、人形町にある「水天宮」では、
お宮参り=子どもの成長を願うもので、
生後1年以内であれば、「お宮参り」として祈願してもらえるそうです。
http://www.suitengu.or.jp/

水天宮は、福岡県久留米の鎮守として祀られてきた神様が
各地へ分祀されたようですが、

同じ水天宮でも、広がった地域や土地によって、
風習や考え方も変わるのですね。実に興味深く感じました。

これからお宮参りの機会がある方、
行かれる時期にお気をつけくださいませ(^^)。