皆さん、こんにちは。
コネクティング・ハートの
大ちゃん(おおちゃん)こと、大八木智子です。
春は出会いと別れの季節ですね。
わが家でも、一つ別れがありました。
3/29をもって、長男が2年間続けてきた
空手を卒業しました。
幼稚園(&保育園)に通っている時に、
「□□ちゃんがやっているから、ぼくも空手やりたい・・・」と
つぶやいたのが始まり。
彼が本気ならば・・・とネットで空手道場を検索。
小学校に入ってから、一緒に体験会へ行きました。
「本当にやりたい?」
と聞くと、
「やりたい! 強くなりたい!」との返事。
親としては、「精神的に強くなる一助になれば。
そして、武道を通じて、礼節を学べれば・・・」という思いがあり、
入会させることにしました。
週1回。稽古時間は、18:50~1時間。
小学校へ行き、放課後は学童へ。
その後、家に戻って軽くご飯を食べ、稽古へ行くという日々でした。
初めは「楽しい!」とやっていたものの、
時々、「行きたくない」と言うように・・・
夕飯を食べ終わる頃に、「お腹が痛い」と言ってみたり、
「次は絶対に行くから!」と言いながら、次回も行かなかったり。
「お母さんが、ネットを見せて『やらない?』って言うから
空手始めたんだ。お母さんのせいだー」などと言って、
玄関を飛び出して行ったり・・・
本当にいろいろなことがありました。
確かに、一年生になりたての頃は、
体力的に厳しかったのかもしれません。
また、一昨年の夏は、ちょうど次男の出産の時期で、
送り迎えを夫の父(祖父)に頼み、私がしなくなったことで、
寂しく思っていたのもあると思います。
ただ単に面倒くさい時があったのかもしれません。
行きたくない理由を、「(先生が)こわいし、痛いから」と
話した時もありました。
私は、静観する時もあれば、じっくり話す時もあり。
逃げる長男を捕まえて、「自分で決めたことはやり通しなさい!」と
抱っこして車に乗せて道場へ連れていき、先生へ引き渡すことも
一度や二度ではありませんでした(汗)。
そんな時は決まって、「やり過ぎた・・・」と自分を省みるのですが、
そういう日に限って、「お母さん、今日新しい技習ったよ!」と
笑顔で帰ってきたりするので、拍子抜けすることもありました。
何度か「空手やめたい」と言うので、
「先生にきちんと挨拶できたら良いよ」と伝えていたのですが、
はっきりとした理由も言えず、そのまま月日は過ぎ・・・
今年の初めも、また「辞めたい」というので、
一緒に道場まで話しに行きました。
「秋に習い始めた水泳に力を入れたいので、空手を辞めたいです」
と長男が説明。
先生は、「空手から逃げようとして、そう言っているんじゃないか?」と
長男に確認。
長男は、「違います」と小声で返答。
「じゃあ、お母さん退会届け書いてください」と紙を出されましたが、
「こんな中途半端な辞め方じゃ納得いかないです」と、私一歩も引かず。
しばし沈黙が流れ・・・ならばということで、
「では、この3ヶ月間、週2回空手の稽古を続けられたら、やめても良いぞ。
どうする?」と先生が提案。
私、自分で言っておきながら、
「週1回でも行けるかどうかなのに・・・それに、仕事のあと急いで夕飯を作って、
空手へ週2回行かすのはキツイな~」という心の声が聞こえたのですが(笑)、
息子が「やります!」と即答したので、私も同意しました。
その後、学童から家へ戻らずに道場で稽古した方が、
息子の気持ちにブレが生じないことがわかり、
夕飯は夜、家へ帰ってきてから食べる形にし・・・
息子、3ヶ月間やりきりました!!!
最後の1週間は、高学年以上の稽古にも参加し、
週2回、2時間ずつの稽古に励みました。
空手を始め、初めて参加した試合でなぜか3位になり、
それ以降、一度も進級テストを受けることなく、
白帯のまま終わりましたが、
この2年間、稽古や人間関係を通じて学んだことは、
彼の人生にとって、大きな財産になっていると思います。
深い愛を持って、時には厳しく、時には優しく接して下さった
大塚先生、そして成和會の仲間の皆さまに心から感謝です。
ありがとうございました。
http://karate.rakurakuhp.net/
追伸:
先生が「月初めには、稽古の半分をドッジボールなどの
遊びをしているから、よかったらおいでね」というと、
「押忍。来週行きます!」とニコニコしながら返事をしていました。
息子、空手辞めた意味、わかっているのかな~(苦笑)