人生で大事なことは「介護」から学ぶ

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大学時代の仲間が録画してくれたビデオを見た。
今月17日にTBSで放送された「茶髪クンたちの介護日記」だ。

舞台は葛飾の有料老人ホーム。
ここで働く4人の若者にスポットを当てている。

不良少年だった「たかし」。
金管楽器の修理士になる夢をあきらめた「れいこ」。
妻を置いて失踪し、死のうとした「みちと」。
シングルマザーの「ヒロ」。

決して平坦とは言えない人生を歩んできた彼らが、
お年寄りたちとのふれあいを通じて、自分の生き方や家族との関係を見直していく。

介護の仕事は、一筋縄ではいかない。
元気だったお年寄りの体調が急変することもあるし、
さっきまで落ち着いていた痴呆のお年寄りが、”不穏”になることもしょっちゅうだ。

「行為」だけとらえれば、食事、排泄、入浴などの介助を
毎日、エンドレスで続けていくもの・・・。

それでも、お年寄りの人生によりそうことで、
「生きる」ことや「支えあう」ことの大切さを知ったりする。

今回のドキュメンタリーに登場した若者の中には
「自分の居場所」をみつけた人や
「自分が誰かに必要とされている喜び」を感じている人もいた。

やっぱり介護の仕事は奥が深い。
人生で大事なことは「介護」から学ぶのかもしない。