必要なのは「想像力」

  •  

今日もドラマネタで。
フジの「僕と彼女と彼女の生きる道」(22時~)を見た。

”仕事人間”だった男が妻に出ていかれたことを機に、
戸惑いながらも小学校1年生の娘と向き合い、
「家族との関係」や「自分の生き方」を問い直していくドラマだ。

その男=徹朗役を演じているのは、SMAPの草なぎくん。

今日は、娘の凛ちゃんの「靴」や母親お手製の「体操袋」が
学校でなくなるという話だった。

初めは深刻に考えていなかった徹朗だが、家庭教師・ゆら(小雪)の
「イジメられてるんじゃないでしょうか?」という一言から心配し始め、
凛の担任や校長に会いに学校へ行く。

印象に残ったのは、徹朗が木の枝にひっかかっていた凛の体操袋を
見つけた時のセリフ(内容)だった。

(嬉しそうに、ゆらに電話をしながら)
「汚れているんだけど、凛にわたす前に洗濯した方が良いかな?
 それとも、すぐにでも凛に見せた方が良いかな?」

それを聞いた時にハッとした。
私だったら、体操袋を「見せる」ことに気持ちがいってしまい、
少々汚れていても、「洗濯をする」という考えが浮かばなかったと思う。

相手がそれを見た時にどう思うか。どうしたら一番喜ぶか。
それを考えるには、「想像力」が必要だ。

結局、徹朗は洗濯をしてから見せたが、
その時の凛の「パッ」と輝いた表情が忘れられない。

徹朗が”父親”らしくなっていく様子がなんとも微笑ましい。
このドラマをきっかけに、「自分」と「子ども」との関係を見直す人は
結構いるんじゃないかな。