不妊治療は『新しい命を誕生させる』ため

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『ロゼッタストーン』17号(初夏号)が発売になった。

今号のテーマは「少子化」。

弘中編集長は、たぶん、この先、子どもを持つことはないだろうな・・・と
覚悟が決まったとき、「少子化」という言葉がより身近になったという。

少子化の要因は、表紙に書いてあるとおり、・・・子どもができない・・・
・・・事情があって産めない・・・子どもは欲しくない・・・相手がいない・・・
・・・子どもは1人で十分・・・など、さまざまだ。

今回は、いろいろな立場の方からご意見を聞いた。

私がインタビューしたのは、タレントの穴井夕子さんと、
こまえクリニックの院長・放生勲氏。

穴井さんは、結婚前に受けた婦人科検診で、子宮内膜症をはじめとする複数の
病気が見つかってしまう。それでも「赤ちゃんに会いたい!」という強い意志を持ち、
2年間の不妊治療を乗り越え、人工授精によって妊娠することができた。

印象に残ったのは、
「不妊治療は『新しい命を誕生させる』ための治療。明るくとまではいかなくても、
もっとポジティブに考えても良いのではないでしょうか」という彼女の言葉。

『新しい命を誕生させる』ための治療。
そう考えると、勇気と希望が沸いてくる。

もう1人、放生勲氏さんは、夫婦で不妊治療を受けていた経験がある医師だ。

体外受精など高度生殖医療が必要なのは、不妊カップルの10組に1組。
そうした医療をおこなっている不妊治療専門の医療機関でも、実際に妊娠した人の
75%は「タイミング法」(=排卵日に合わせて、なるべく多くセックスをする方法)
だったという。

本当に高度生殖医療が必要なのかを判断するために、
「セカンドオピニオン」はやはり大切なんだな・・・と実感した取材だった。

詳細については、ぜひ『ロゼッタストーン』17号をご覧ください!