この2~3週間、友人や親戚から
「もうすぐだね。ガンバって!」という励ましの電話やメールをもらうことが増えた。
なかなか出産報告ができないのはもどかしいが、
周りの人々の温かい心遣いは、本当にありがたいと思う。
今日は友人ご夫妻から、あるプレゼントをもらった。
『わたしがあなたを選びました』という絵本だ。
筆者は、中山産婦人科クリニックの副院長・鮫島浩二氏。3男の父でもある。
絵は、イラストやグラフィックデザインの仕事を手がける植野ゆかりさん。
彼女は3男1女の母親というから驚きだ(頼もしい!)。
この本は、筆者が10年あまり、お産の現場で母親たちに接し、感じ、
蓄積していた思いを描き出したものだという。
「おとうさん、おかあさん、あなたたちのことを、こう、呼ばせてください。
あなたたちが仲睦まじく結び合っている姿を見て、わたしは地上におりる決心をしました」
お腹の赤ちゃんがお母さんとお父さんへ語りかける「愛情」に満ちた詩。
一言ひとことが心に染み入る。
この絵本は、出産を楽しみに待つ人だけでなく、子育てに疲れた人、妊娠したことを悩んでいる人、
ツワリや流産・早産などで苦しんでいる人など、多くの人から支持されているという。
ぜひ、一度手にとって見て欲しい。