”いい写真”と”いい文章”

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今日から、「写真教室」に通い始めた。
雑誌「PHaT PHOTO」が開講しているビギナー向けのクラスだ。

月1回ペースで全6回。
米国MITで教鞭を執っていた写真家・テラウチマサトさんと
かつて報道写真を撮っていた神島美明さんが講師を務めている。

ライターは、雑誌の撮影などカメラマンと一緒に仕事をすることも多いので、
「一度、きちんと写真の勉強をしておこう」と思ったのが、きっかけだった。

テラウチさんは、「うまい写真と、いい写真は違う」という。

”うまい”(だけの)写真は、露出、ピント、構図はしっかりしているけれども、
感動はない。一方、”いい写真”は、構図などがちょっとずれているかもしれないが、
人の心をつかむ。

これは「文章」にも同じことが言えると思う。

”うまい”(だけの)文章は、リズム感が良く、構成は適切だけれども
心に響かない。一方、”いい文章”は、流れなどがちょっと悪いかもしれないが、
人を魅きつける。

技巧ではない。撮影者(執筆者)の感じた心やメッセージがきちんと
写真(文章)にうつし出されているかどうかが、ポイントなのだと思う。

自分の「感動」をどこまで伝えられるか。自分の「オリジナリティ」をどこまで出せるか。
これから半年間、挑戦してみたい。