高齢者と障がい者の自立を支援する「福祉機器」。
そうした福祉機器について、さまざまな情報を得られるのが
「国際福祉機器展」だ。
毎年3日間おこなわれるこの展示会は今年で31回目。
ちなみに昨年の来場者は13万8,000人と、連日賑わいを見せた。
今回もっとも興味を惹かれたのは、シルバー産業新聞社がおこなった
「介護保険見直しのゆくえ」というセミナー。
開始10分前に行ったら、すでに満席で立ち見が出るほどの人気ぶり。
さすがに1時間15分間立っていることは辛いので、床にファイルを敷いて座った。
介護保険は、2006年04月に見直しがおこなわれるが、
これまで1人のケアマネジャーが担ってきたケアマネジメントを
「介護予防」と「介護サービス」の二段階で対応を図るという、
「予防重視型」への転換がおこなわれる予定だ。
現在、改正案の検討が進められており、
来年の1、2月に開催される通常国会へ上程されることになっている。
新介護保険におけるケアマネジメントの体系がどうなるか
今後の動きに注目してみたい。