うつ病って、どんな病気?

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私には、うつ病の友人がいる。

いろいろあって、今は年賀状でしか連絡をしていないが、
以前、彼女が「この病気のことを多くの人に知って欲しい」と
話してくれたことが、心に残っていた。

今回「女性のうつ病」に関する企画がとおり、
専門家を取材することになった。

うかがったのは、
吉祥寺にある野の花メンタルクリニックの医師・野田恭平氏。

妻は『女性のうつ病』(主婦の友社)を執筆した、
同クリニック院長の野田順子さんだ。

うつ病の原因は、過労や職場におけるストレス、
家族間の人間関係、DVなどさまさまなものがある。

生真面目で完全主義の人がなりやすく、
一度治っても、繰り返すことがあるらしい。

症状としては、寝られない、早朝に目が覚めてしまう、食欲がなくなる、
疲れやすくなるなど。重症化すると、自分を責めるようになり、
死にたいと思うようになるという。

聞けば聞くほど、友人の症状と一緒だ。

うつ病は「心の風邪」と言われているようで、
「うつ病かな?」と思ったら、早めに病院へ。
医師と相談しながら、治療を進めていくことが必要なんだとか。

もし、家族にうつ病の人がいたら、
初期はとにかく休養させることが大事。

治りかけの時は慎重に。この時期は自殺が多いので、
少しよくなったからといって、励まさないようにして欲しいという。

「ガンバって」という言葉が禁句だということは、
多くの人が知っていると思うが、「元気そうだね」もNGなんだそう。

「元気そうだね」と言われると、
「ならば、明日から働かなければ・・・」と思ってしまうらしい。

ホントに本人も家族も大変だな・・・。

夫がうつ病になった時のことを漫画にした
細川貂々の『ツレがうつになりました。』(幻冬舎)を読めば、
家族の様子がよくわかるし、絵がほのぼのしているから
気持ちも明るくなれる。

ぜひ読んで、うつ病のことを知ってみて欲しい。

<オマケ>

取材先を探してウロウロしていたら、偶然、沖縄料理屋「琉球」を発見!
実は、10年以上も前ですが、その時に付き合っていた人と
何度か食べにいったお店でした。
思わず、取材後にランチしちゃいました。なつかしい~。